味と歴史の「白石れんこん」

佐賀県白石町(しろいしちょう)は有明海に面しており、江戸時代から干潟を干拓して農業がおこなわれてきました。
長年の干拓によって広げられた白石平野の農地は「重粘土質」という独特の土壌です。滑らかで粘り気のある干潟由来のこの土はれんこんの栽培に最適です。白石平野で育った「白石れんこん」は砂地のれんこんと比べて甘みがあり、もっちりホクホクした食感の大変美味しいれんこんになります。このため「白石れんこん」は品質が高いと評判で、生産量も全国のれんこん生産で３位、九州では１位となっています。

現在の白石町は2005（平成17）年に旧白石町・福富町・有明町が合併して誕生した町で、特産品として「白石れんこん」の一大産地となっています。その中でもＩＭＫコーポレーションのある旧福富町（ふくどみまち）のれんこん栽培は最も歴史が古く、大正11年から栽培が行われてきました。その味の良さと歴史の長さから、現在も「福富（ふくどみ）」の名を冠して出荷されています。